感染症診断・防御フード (感染症の疑いのある飛沫から医療従事者を守る)
感染症診断・防御フードで飛沫を防ぐ
- 価格(税別・送料別)
- 感染症診断・防御フード 25,000円(税別・送料別)
- 消毒替え用一体成形手袋 6,250円(税別・送料別)
新型コロナウイルスのパンデミックの中、皆様のご努力に感謝申し上げます。
万全の感染対策をされていると思いますが、新型コロナウイルスの無症状を知らずに、違う疾患で来られる方もいます。このような事で感染が広がってしまうことがあります。
また、感染症の診断などで喉や鼻の検査などをしている時に、患者さんが我慢できずにくしゃみや咳をしてしまう事もあります。
新型コロナウイルスは、エアロゾルによる感染の可能性も疑われています。本当に厄介な問題です。
当社は半導体工場やバイオテクノロジーの研究所などで使用されるクリーンルームなどを製造しています、株式会社吉澤と申します。
今回は診断時や感染症の検査などで、皆様の全身を透明フィルムで覆うフードを開発しましたのでご紹介いたします。
上半身は透明フードで、両腕は一体成形手袋で、下半身は透明ロール幕で覆います。
感染診断・防御フードと患者さんの間を扇風機などで強制的に送風する事で、エアロゾルのよる心配も払拭できると思います。
部材一式
組立て式
感染症診断・防御フードは組立て式です。組立て式透明フードと組立て式テーブルは、必要な時に必要な場所に設置できます。フードとテーブルと一体形成グローブは、マジックテープ取り付けて約2分で設置できます。
作業性
この透明フィルムはクリーンルームなどで使用されてもので、透明度が優れています。弾性バネで形作られているので、透明フィルムにテンションがかかり歪みが少なくなります。これで透明度がアップします。
また一体成形手袋は薄手の透明フィルムと耐薬品性手袋を組み合わせています。防護服と手袋をした状態で使用できるようにLLサイズの手袋を採用しました。一体成形グローブは柔らかく動かしやすく、薄手の透明フィルム部分は立体成型されて作業がしやすくなっています。
消毒について
一体成形手袋の青色の部分 (ニトリルゴム製)の消毒液の耐薬品性
試験は溶液に浸す事で ニトリルゴムの物性変化を観察しています。
○:若干の影響はあるが十分に使用に耐える
×:大きく影響があるため使用に適さない
薬品名(濃度重量%・温度°C) | ニトリルゴム | |
---|---|---|
消毒 | 4% クロルヘキシジン液 | ○ |
消毒 | 37% ホルムアルデヒド液 | ○ |
消毒 | 1% グルタルアルデヒド液 | ○ |
消毒 | 3% 過酸化水素 | ○ |
消毒 | ポピドンヨード | ○ |
消毒 | 60% イソプロピルアルコール | ○ |
消毒 | 0.2% 塩化ベンザルコニウム | ○ |
消毒 | 消毒用エタノール | ○ |
消毒 | 石鹸水 | ○ |
消毒 | 熱湯消毒 | ○ |
消毒 | 5% 次亜塩素酸ナトリウム | × |
消毒 | 30% 過酸化水素 | × |
【一体成形手袋(青色の部分)の消毒】は診察時には消毒用エタノールを噴霧して行って下さい。取り外しができますので石鹸水などで水洗いをした後にエタノールで消毒して下さい。
透明フィルムと一体成形手袋(青色の部分)の耐薬品性
試験は溶液に浸してそれぞれの物性がどのように変化をするかを観察しています。
○:若干の影響はあるが十分に使用に耐える
×:大きく影響があるため使用に適さない
薬品名(濃度重量%・温度°C) | 透明フィルム | ニトリルゴム |
---|---|---|
塩酸 10% | ○ | ○ |
硫酸 10% | ○ | ○ |
酢酸 5% | ○ | ○ |
酢酸 50% | × | × |
水酸化ナトリウム 10% | ○ | ○ |
アンモニア水 10% | ○ | × |
エタノール 50% | × | ○ |
メチルアルコール | × | ○ |
イソプロピルアルコール | × | ○ |
アセトン 95% | × | × |
ベンゼン 95% | × | × |
ホルマリン 95% | ○ | ○ |
四塩化炭素 95% | × | × |
灯油 | × | ○ |
クロム酸/td> | ○ | × |
次亜塩素酸 | ○ | ○ |
次亜塩素酸ナトリウム 5% | ○ | × |
安息香酸ベンジル | ○ | × |
フッ化素酸 10% | ○ | × |
フェノール | × | × |
過酸化水素 3% | ○ | ○ |
過酸化水素 50% | × | × |
水蒸気 -10度〜+120度 | × | ○ |
石鹸水 | ○ | ○ |
【透明フィルム部分の消毒】は次亜塩素酸ナトリウムを布に染み込ませて拭いて消毒をして下さい。
水滴などとして透明フィルム上に残ると、白濁する可能性があります。
消毒替え用の一体成形手袋
患者さんと頻繁に触れ合う一体成形の手袋は、使用者を守ると同時に、二次感染を防ぐ消毒による衛生管理が必要です。その為に本体から取り外しができて消毒ができます。消毒替え用の一体成形手 袋(別売)のご用意をお勧めします。
防炎認定品
使用する透明フィルムは消防庁による防炎認定を受けたものを使用しています。防炎認定とは炎がついたとしても燃え広がらない、自己消火性という加工を施したものです。公共施設や病院などでは、防炎認定品を使用しなければなりません。
部材
@ 防御フード本体
A ステー材
B プラスチックアングル正面
B プラスチックアングル右
B プラスチックアングル左
C 組み立て式木製テーブル
D 一体成形手袋右
D 一体成形手袋左
E 透明透明ロール幕
※イスや扇風機は付属していません。
素材
- 透明フィルム0.3ミリと0.1ミリ軟質塩ビ樹脂(PVC)
- 弾性ポール
- エステル伸縮性紐
- マジックテープ
- プラスチックアングル
- 木製スチール組立て式テーブル
- 産業用ニトリルゴム製手袋
加工方法
- 高周波ウエルダー溶着
- 工業用ミシン縫製
- マジックテープ縫製
- 防水目止め加工
「感染症診断・防御フード」の組み立て方法
部材一式
ブース内側
ブース内部
立体加工(一体成形手袋)
エアロゾル強制送風
@組み立て式木製テーブルを立てます。
A防御フード本体を開いて、ステー材を結びます。
B3本のプラスチックアングルのマジックテープをつけます。
C左右の一体成形手袋のマジックテープをつけます。
D組み立て式木製テーブルと防御フードをマジックテープで取り付けて透明ロール幕も付けます。