コロナウイルス対策遮蔽ブース
ウイルス・細菌を99.97%除去、陰圧で感染源を閉じ込める「簡易陰圧装置ブース(組立て式)」
感染が疑われる人が出た場合に速やかに「簡易陰圧装置ブース」に入ってもらいます。そうすれば、感染拡大のリスクを低減できます。
- 定価 638,000円(税込・送料別)
- キャンペーン価格 580,000円(税込・送料込)
令和3年3月末日まで
簡易陰圧装置ブースの特徴
- ウイルスや細菌などの感染源を透明フィルムで覆い、HEPAフィルターで99.97%捕集し続ける除去機能。
- HEPAフィルターでの換気で内部を陰圧に保ち、ウイルスや細菌を外部に漏洩させない。
- 組立て式で設置に約20分。必要な時に必要な場合に設置できる機動性。
使用する場面
- 感染症者の為の陰圧ベットルーム
- 災害避難所内での疑感染者待機場所
- 公共施設内での疑感染者待機場所
- ショッピングセンター内での疑感染者待機場所
- 教育機関の疑感染者待機場所
- 駅、空港、港などの交通機関での疑感染者待機場所
- 接触者・発熱外来での陰圧診療所
- 工場内での疑感染者待機場所
- 医務室・保健室内での陰圧空間の設置
- 大規模なイベントでの疑感染者待機場所
- 老人・介護施設での疑感染者待機場所
- ホテル、大型客船での疑感染者待機場所
- 感染危険エリアと一般エリアを分けるゾーニング用
- 保護施設・更生施設での疑似感染者待機場所
- 屋内のコンサート・屋内スポーツ会場内での疑感染者待機場所
- 道の駅 高速PAでの疑感染者待機場所
- 体育館などの大型施設内に仮設の陰圧室の設置
- 陰圧細菌検査室
- 陰圧診察室
- 陰圧待合室
簡易陰圧装置ブースの機能
部屋や空間の内部にウイルスや細菌(感染者の呼気など)がある場合、その内部が陰圧の状態にあるとウイルスや細菌が外部に漏れません。
真空パックのプロセスのように、空気を換気し続けると内部は陰圧の状態になります。
しかし、換気した空気の中にウイルスや細菌があると感染を拡大させる可能性があります。
そこで、ウイルスや細菌を99.97%除去できるHEPAフィルターで濾過してから換気をします。
このHEPAフィルター付きの換気装置を「簡易陰圧装置」と言います。
透明フィルム箱型カバー、組立て式スチールパイプ、マジックテープ付き床材で密閉空間を作ります。
そこに簡易陰圧装置を装着する事で、内部に感染者が居る場合にウイルスや細菌を除去し続けて換気して同時に陰圧の状態をキープし続けます。
米国疾病予防管理センター(CDC)陰圧室のガイドライン
CDCガイドラインの陰圧度2.5Pa以上と、空気循環回数の1時間で12回以上を簡易陰圧装置ブースは、クリアする事ができました。
陰圧室はウイルスや細菌などの感染拡大を防止するために使用されます。その陰圧室の機能の基準がCDCのガイドラインに示されています。主な事項は下記になります。
- 陰圧度 2.5Pa以上(外部と内部の空気圧の差)
- 空気循環回数 1時間で12回以上(空間の体積に応じて計算)
- 換気の方法 HEPAフィルターでウイルスなどを除去 または人のいない外部に排気
簡易陰圧装置ブースをCDCガイドラインに照らし合わせた結果は、図のようになっています。
重要な陰圧度は空間の密閉度に強く関係をしていて、組立て式などの仮設の空間では難しい事でした。ですがクリーンルームや室内装飾のノウハウを活かした密閉空間を作る事に成功しました。これによって陰圧度9.5〜3.5Paを計測する事ができました。 また1時間での空気循環回数も、14〜27回とCDCガイドラインの12回を大幅に上回って、ウイルスや細菌を捕集し続けます。
またこれらの簡易陰圧装置は感染拡大に有効であるので助成金がでる場合があります。
CDCガイドライン陰圧室ガイドラインの説明
ウイルスや細菌を99.97%以上捕集するHEPAフィルター
HEPAフィルターは、JIS(日本産業規格) Z8122の検査を通ったものを言います。0.3μmの粒子を99.97%以上捕集できるフィルターと定まられています。このHEPAフィルターと換気用送風機を組み合わせたものが、簡易陰圧装置です。HEPAフィルターは、ガラス繊維でプリーツ状に作られて静電気なども利用してウイルスや細菌や塵などを捕集し続けます。感染者がくしゃみや咳で出たマイクロ飛沫なども捕集しますので感染拡大のリクスを軽減できます。また換気口にはプレフィルターを装着します。抗ウイルス・抗菌加工をしたプレフィルターを採用して捕集効果をサポートしています。
風量強
風量弱
約20分で組立てられる簡易陰圧装置ブース
感染症の大流行が起こると、陰圧室(感染症隔離病室)だけでは、足りなくなります。
簡易陰圧装置ブースは約20分で陰圧室を作ることができます。簡易陰圧装置、組立て式スチールパイプ、透明フィルム箱型カバー、長尺シート床材合板を組み合わせて設置するだけです。
組立て式スチールパイプは運動会用のパイプテントを応用して作り、組立てのしやすさや丈夫さは実証済みです。
透明フィルム箱型カバーは、クリーンルームで使用されるビニールカーテン材で大型ファスナーを4隅に装着させて被せやすくなっています。
そこに長尺シート床材合板と簡易陰圧装置をジョイントします。
約20分で組み立てる事ができますから、必要な時に必要な場所に迅速に組み立てる事ができます。
人の出入りで変化する、陰圧度の制御
ウイルスや細菌を空間内に隔離するために陰圧空間を作ります。そこで問題になるのが、人の出入りに対する陰圧度の変化です。人が出入りをすると陰圧度は下がります。そのために医療機関で使う専用の陰圧室は、前室と陰圧室と2重扉のような構造にしてあります。
ウイルスや細菌が漏れないように複数のブロック機能で漏れを防いでいます。
簡易陰圧装置ブースも密閉度を増すために複数の機能で漏れを防いでいます。しかし、人が出入りすれば陰圧度は一挙に下がります。ウイルス類は気流の影響がなければその場に留まります。この状況では陰圧度が下がっても直ぐに陰圧度が上がれば漏れのリスクは最小限になります。
簡易陰圧装置ブースの密閉時での陰圧度は、強風量で9.5Pa、中風量3.4Pa、弱風量3.2Paで9.5Pa〜3.2Paの間で陰圧度をコントロールできます。
人の出入りで陰圧度が下がっても、風量強で陰圧にしている場合は約10秒で陰圧度9.5に戻ります。また陰圧が高まっている状態は透明フィルムが凹みますので目視できます。
また、風量強で運動していれば、出入り口用に1ヶ所の大型ファスナーを開け放しでも、陰圧度3.1Paの状態ですからCDCの陰圧度のガイドラインを越えています。外来などの患者の出入り口と使用する時に便利です。しかし、陰圧度が復元しないうちに連続で人の出入りをしないようにして下さい。出入りは時間差で行うなど10秒ほど間を開けて陰圧度を高まってから行うようにして下さい。
気流送風機の役割
簡易陰圧装置ブースの内部に気流を発生させると、換気効率(空気の入れ替え)が良くなります。例えば、陰圧の診療所として使う場合、医師の背後から患者に向かって気流をつくり、空気を換気口に誘導すれば医師の感染リスクが軽減されます。ところで、感染のエアロゾルはその場に一定時間とどまるとされています。そこで換気口の排気力と送風機の気流で空気を流れをつくる事で、ウイルスや細菌を効率良く捕集できます。
感染が疑われる方や、感染症の方の、病室として使用する場合は 風量弱で運転させる
CDCガイドラインの陰圧度は2.5Pa以上と推奨されています。
例えば、感染症の病室として使用する場合は、風量弱で3.2Paを計測しますので、十分に陰圧度を発揮することができます。
人の出入りが多い、発熱外来の診療室などの場合は簡易陰圧装置を風量強で運転して、感染症の病室など長期の滞在の場合は風量弱で運転させてください。
屋内、屋外で使用できる簡易陰圧装置ブース
透明フィルム箱型カバーや簡易陰圧装置は防水のシート材を使用して降雨での防水対策をしています。
屋外で使用する場合は、屋外用人工芝と屋外用注水ウエイトを使用して組立てます。
ただ、屋根部に傾斜がないので雨水がたまります。雨水を落としながら対応して下さい。簡易陰圧装置の吹き出し面はメッシュシート材になっているのですが、雨が吹き込まないように注意が必要です。HEPAフィルターの捕集機能が損なわれます。
また、屋外用注水ウエイトは12kgの物を4個付属していますが、強風ではブースが飛ばされてしまいます。
ですから屋外で簡易陰圧装置ブースを使用する場合は、強風や強い雨の時は速やかに撤収して下さい。
屋外用注水ウェイト
簡易陰圧防水カバー、人工芝
一体成形手袋の使い方
一体成形手袋が設置されています。ブース外部から直接患者に触れずに様々な作業ができます。例えば、発熱の外来として簡易陰圧装置ブースをゾーニングします。患者にブース中に入ってもらい、一体成形手袋を使って検査をすれば感染リスクが軽減されます。一体成形手袋は、ニトリルゴム製の手袋、軟質塩ビフィルム、マジックテープで作られております。取り外しができますので、消毒替え(別売)として使用したり、付属の透明フラットシートで塞いでおくこともできます。
簡易陰圧装置ブース 使用
簡易陰圧装置ブースの消毒作業
簡易陰圧装置ブースのカバー部分や床材部分は軟質塩ビ樹脂の素材です。軟質塩ビ樹脂は、消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムの液体を直接かけると物性の変化を起こす場合があります。軟質塩ビ樹脂は一般的な消毒材での耐薬品性は高くありません。ですから、消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムを布に染み込ませて拭いて消毒をして下さい。
また組立て式スチールパイプ(亜鉛メッキ)や簡易陰圧装置はスチールやステンレス素材ですので耐薬品性が高いので、一般的な消毒方法を行ってください。なおHEPAフィルターには、直接消毒はできませんのでご注意下さい。
HEPAフィルター、プレフィルターのメンテナンス
HEPAフィルターの交換時期は、概ね8000時間(1日8時間稼働で1000日)が目安になります。
しかし屋外での使用など、塵や埃が多い場所で使用すると交換時期が早まります。
HEPAフィルターの洗浄に関しては、水洗いなど捕集機能を損ないますので出来ません。
プレフィルターは抗ウイルス・抗菌加工をしたガーゼを利用しています。マジックテープ式なので取り外しができます。ですから、洗濯をする事ができて抗ウイルス・抗菌の効果は洗濯をしても持続します。プレフィルターは2ヶ月〜3ヶ月で洗濯をして下さい。抗ウイルス・抗菌加工プレフィルタが1枚が洗濯替えとして付属しています。プレフィルターの交換時期は1年間を目安で行って下さい。
また、屋外などで使用する頻度が多い場合は、外部の塵などでHEPAフィルターとプレフィルターが目に見えて汚れる場合があります。この場合は、交換をする必要があります。
※HEPAフィルターの交換作業、プレフィルターの洗濯は、ウイルスや細菌が生きて付着している場合がありますので、防護服やマスクなどの感染対策をして行ってください。
交換用のHEPAフィルターとプレフィルターは別売になりますのでお問合せください。
交換用HEPAフィルター:1個 価格 62000円(税別 送料別)
抗ウイルス・抗菌加工 プレフィルター:1枚 価格 3200円(税別 送料別)